雨水
水道の水が飲み水として用いられることはあまりない.では飲み水はどうしているかといえば,雨水を飲むのである.田舎の人達は皆,雨水が一番うまいという.
トタン屋根に降った雨をトイで受け,容器に貯める.雨水を貯める容器としてはセメント製の大甕が一般的で,これは政府が補助金を出して普及を進めたのだそうだ.立派な家だと,セメントのタンクを建設していたりもする.
こうした容器に,最大半年間くらい水を溜めておくわけで,ごみ等が入らないように,甕の上には網がかぶせてあるものの,筆者の経験では,うまいうまいと飲んでいたコップの水を良く見ると,中にボウフラが泳いでいたということもある.
雨の多い地域では,雨季の間に貯めた水で,乾季の間の飲料水もまかなえるが,雨の乏しい地域では,次項に紹介する井戸水に頼るか,それも出ない地域では購入せざるを得ない.
■水瓶
政府普及の大甕
取材した村では,20年前に全戸に無料で配布され,その後,1984年に政府の補助で800バーツのところが400バーツで販売された. 現在,この甕は1,000バーツ以上するらしい. |
中央部特産の水瓶 これも政府の補助で,特別価格200バーツで販売されたという. 現在の価格は600バーツ. |
東北部の伝統的な水瓶 |
■雨水タンク
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UNHCR | 事業内容 | ||
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区評議会による事業 | 事業標. 工期と雇用者の欄は空白. |